2008年5月31日

ロスカット

ロスカットについて解説します。また、マージンコールとの関連も解説します。

外国為替証拠金取引 FX には値幅制限という概念がありません。

これは、金融商品取引所で取り扱われる金融商品ではないことから、値幅制限

という制度が存在しないからです。

このように値幅制限のない FX で、外貨の買いポジションを保有していたときに、

その通貨の為替レートがどんどん下落していったら、どうなるでしょうか?

当然、下落に比例して損失額は拡大し、やがては取引証拠金額や預け入れた

資産額を大きく上回ってしまうことになります。そして、預け入れた資産額を全額

失うばかりでなく、さらに損金を支払わなければならないという事態に追い込まれ

てしまう可能性だって大いにあるわけです。そこで、各取引業者はその取引にお

いてロスカット・ルールというものを設定しています。

ロスカットとは、顧客が保有しているポジション、または口座全体の評価損があ

る一定レベルに達したときに、更なる損失の拡大を未然に防ぐ目的で、その対象

ポジション、または口座の全ポジションを反対売買により強制的に決済する制度

のことです。この強制決済により、多額の為替差損が確定するものの、原則とし

て最低限の資金は温存されることになります。

 

マージンコールとロスカットの例を下表に示します。

例では比較しやすいようにマージンコールを40%

ロスカットを20% に設定した場合を記しています。

為替レート$1 = ¥120$1 = ¥114$1 = ¥112
取引証拠金¥100,000¥100,000¥100,000
評価損¥0¥60,000¥80,000
有効保有額¥100,000¥40,000¥20,000
維持率100 %40 %20 %
制限  マージンコール ロスカット

$1=¥120 で米ドル/円の買いポジション

予想に反して円高に進行した場合を想定しています。

 

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